昔どこかの記事か何かで、
このスネアについては国産バーチとは格が違うみたいなことが
書いてあって、果たしてどれぐらい違うのか気になっていました。

Ludwigのクラシックバーチ、14×5.0インチ、8テンションです。
シェルはバーチの7プライ。P85ストレイナーですね。
シルバースパークルのカバリング仕様です。
全体的にきれいですが、カバリングがよく日焼けしてますね。
このスネアはすでに廃番になっています。
スナッピーもいつものお気に入りLudwigの1930。
プライをよく見ると、ちょっと疎な感じというか、
プライによっては導管みたいな小さな筋が見えてなんとなく密度が低そう。
スネアベッドもガッツリ削ってあります。

このスネアはよく売れたのか、オークションなどで張ってても、たまに出てきます。
もともとの売価が高くないからお手ごろな値段で落とせますね。

国産バーチ言えばPearlのマスターズバーチやプレミアムも持ってましたね。
TAMAのマスタークラフトも持ってますよ。
これらのバーチは低域寄りの音で、どこか詰まったような鳴り方をするのが、
国産バーチの印象でしたね。

で、音ですが、

8テンションからくる柔らかな打感と共に、太く丸い出音です。
アタックはさほど強くなく、スネア全体で鳴りきっている感じ。
そうそう、言うなればちょっとヴィンテージっぽい響き。
確かに国産バーチとは音色が全然違いますね。
今回はバターサイドに珍しくLudwigのHeavyを張っていて、
スネアサイドはREMOのアンバサダー。
これはバターサイドもREMOにして、パールのノンコートスナッピーなんかに変えたら、
もっとヴィンテージっぽくなりそう。
まぁ、シリアルから見るとこのスネアは2000年製造で、もう20年経ってるから
それなりにちょっと枯れてるのかもしれませんが。
シェルのプライの密度が低そうな感じの材を使っているあたりも関係ありそうです。

なるほどね~こんな感じの音とは思わなかった。
この歳になってから出会ったのは正解かも。
今の自分では好きな音色のスネアです。

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